ホイールスペーサー車検は通らない

ホイールスペーサーは種類によっては車検に通らない【問題と注意点 】

ホイールスペーサーとは

ホイールと車体センターハブの間に挟んで使う部品です。

 

ホイールスペーサーを使う事でホイールと車のフェンダーとの間にある

隙間を埋める事(タイヤを外に出す)でかっこ良く見えるドレスアップ部品になります。

 

取付した状態で車検に通ると言われていますが、実は通らないのです。

 

1、ホイールスペーサーの種類

ホイールスペーサーの種類

厚み1㎜~10㎜まで種類があります。

汎用スペーサーは4穴、5穴 PCD100、PCD114.3共用が一般的

専用スペーサーは車種専用のホイールスペーサー

センターハブ一体スペーサーワイドトレッドスペーサー

PCDチェンジャースペーサーなど特殊スペーサーまで様々な種類があります 。

 

2、ホイールスペーサー使用する上での注意点

安全に取付を行う上で自己責任になりますが

 

ホイールスペーサー

まず大前提

・スペーサーを装着してフェンダーからタイヤ及びホイールがはみ出る場合

ホイール中心線を基準にフロンド側30度、リア側50度の範囲内(青く塗られた範囲)のホイール及びタイヤ上部が車両フェンダーからはみ出す場合

 

 車検はみ出せない部分

スペーサーを使用する上でナット、ボルトのネジ山が10mm以上締まらない場合

※M12ボルト1.5ピッチで7回転以上。M12ボルト、1.25ピッチ8回転以上

1.5ピッチは7回転以上必要です

スペーサーを装着してステアリングを最大まで回した状態

ホイール、タイヤ、ホイールが各部に干渉する場合

・ホース、配線類が無理に引っ張られている場合

ドラムブレーキ車の場合はスペーサーを使用できません

ドラムブレーキ車使用不可

※ドラムブレーキの構造は内部に圧力をかけて止めるので本体が変形する可能性があり使用はできません。

 

3、ホイールスペーサー装着車は車検は基本通らない

全てのホイールスペーサーは安全に取付した状態で車検には通る

と、思われがちですが車検に適合する場合は

 

スペーサーを付けた状態で純正と同じ強度も保つ事が求められます。

 

さらに、いかなる条件でも装着時に無条件で法令に準ずる事ができる場合のみ車検対応になります。

 

ホイールスペーサーを使用すると装着車両に様々な変化が起きてしまうため、全てのスペーサーが車検対応品とはならないのです。 

 

4、車検対応、保安基準に適合するスペーサーもある

KSP、REALのワイドトレッドスペーサーは一部が強度検査テストも行い証明書も発行されている車検対応スペーサーです。

 

車検対応、保安基準を満たす為には、

純正同等の性能があり、強度も保持する、保安基準適合する為には厳しい検査が必要になります。

 

5、まとめ

ホイールスペーサーは手軽に車をドレスアップする事ができますし

とても便利な部品ですが、使い方を間違えると重大な事故につながる可能性がある為、装着する場合は慎重に判断して下さい。

 

できれば使用しない方が良いです。

 

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